2025年10月 ひきがやつだより
運動会が始まります
朝には、すがすがしい風が吹き抜け、夜には虫の声が聞こえてくるようになりました。
秋ですね。秋といえば・・・・「〇〇の秋」と言われますが何を連想しますか。「食欲の秋」「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「収穫の秋」「勉強の秋」「実りの秋」など。いろいろな秋が浮かんできます。秋は、何をするにも良い季節だということですね。
幼稚園の秋の大きなイベントといえば「運動会」です。運動会の準備が少しずつ進んでいます。表現活動では、自分たちで振り付けを考えたり、みんなで声を掛け合ったりしながらダンスをつくっていきます。運動会は、子どもたちと1つずつ毎年つくっていきます。
運動会は、当日だけの発表ではなく、そこに至るまでに子どもたちがどんなことに気が付き、友だちと関わりながら体も頭も心もたくさん使いながら運動会に向かっていきます。その過程の学びも大事なものなのです。運動会を終えた時、子どもたちが運動会に向けての毎日を「面白かった」「楽しかった」と思ってくれたらうれしいです。
さて、運動会のかけっこで走るのが得意な子がいました。でも、ゴール間際で転んでしまいます。当然、最後のゴールとなり、大泣きしています。おうちの方は、その子になんて声掛けをしますか。
「残念だったね。最後に転ばなければ、1位になれたのにね。悲しいね。」
「転んでしまったけど、立ち上がって最後まで走り切った姿はかっこよかったよ。最後まで頑張る気持ちは、最高だよ。」
この2つの声掛けで、子どもたちの次に向かう力は、大きく違います。転んでしまうことは悪いことではありません。ぜひ、子どもたちの明日の力になる声掛けをお願いします。
同じ出来事でも演出家によってストーリーが変わります。主役は、子どもたちです。演出家は、保護者のみなさんです。
今年度の比企谷幼稚園の運動会も今からわくわくしています。
